葉酸は私達にとって必要な栄養素ですが、葉酸が慢性的に欠乏していると一体どのような症状が起こり得るでしょうか?

 

まずお腹の中にいる胎児に様々な影響を与えることは研究でわかっています。神経管欠陥、二分脊柱症や無脳症などの脳障害も発病するともいわれています。

 

また男女共に幅広い年代に必要な栄養素ですが、欠乏すると他に考えられる症状も色々あります。

消化器系の粘膜が荒れてしまい口内炎になったり、舌が赤くなる舌炎になったりします。腸管粘膜などの細胞の入れ替わりが早いところにトラブルを発症することが多くなります。

胃や十二指腸潰瘍になったり、下痢や食欲不振を引き起こしたりもします。また食欲不振や立ちくらみ、疲労感、手足の震えやしびれ、鬱病になることもあります。他に記憶障害、不眠症、不機嫌になったりもします。

最近の研究では、心筋梗塞のリスクが高まる事も研究で明らかになってきています。

 

葉酸はビタミン12と共に造血作用に関わっているため、貧血を起こしやすくもなります。赤血球が上手く作られないと、大球性貧血や白血球減少症などにもなったりします。

 

しかも通常の鉄欠乏性貧血とは違い、葉酸不足による貧血は巨赤芽球性貧血という正常な赤血球ができないものなので、悪くなると悪性貧血になる可能性も考えられます。

 

他に、アルコールを過剰摂取したり、ビタミンCを摂り過ぎても葉酸を排出しやすくなったりするので注意することが必要です。葉酸は毎日摂っていても欠乏を促進させる食物を摂り過ぎていれば知らずのうちに葉酸が不足している場合もあるのです。



以上の事が葉酸欠乏症により発症する可能性がありますので、日頃から葉酸を積極的に取り入れていくことが大切です。病気になってから摂るのでは遅いですから日々こまめに摂り、病気を未然に防ぐことが得策です。